ナビゲーター:Gen & Ritchi(神社ログ編集部)

神職さんのおしごと
「白い服を着てる人って、神主さんなのかな?」
神社で見かける白装束の人たちを見て、ハッチが首をかしげます。
「たぶん、神職(しんしょく)さんね」
ココロはふわりと浮かんで答えました。
「いつも静かで、きびきびしていて…どんなことをしてるんだろう?」
「じゃあ今日は、神社の“中の人”のおしごとを、一緒に見てみようか」
神職って、なにをする人?
神職(しんしょく)は、神様に仕える人のこと。
「神主(かんぬし)」や「宮司(ぐうじ)」という名前を耳にしたことがあるかもしれませんが、それは神職の中の役職や呼び方の違いです。
神社に関わる様々な仕事を担いながら、神様と人をつなぐ役割を果たしています。
どんな仕事をしているの?
神職さんのお仕事は、単に「祝詞(のりと)をあげる」だけではありません。
実際には、とても幅広い活動をしています:
- 毎朝のおまいり(朝拝)
- 年間行事・祭事の準備と奉仕
- 地域の安産・厄除・七五三などのご祈祷
- 御朱印の対応やお守りの授与
- 神社の清掃・境内の整備
- 地元行事や学校訪問など、地域との関わり
つまり、神様と日々向き合いながら、地域の人々にも寄り添っているのです。
神主と宮司、どう違うの?
神主は、神様に仕える神職の一員であり、日々の祭祀や儀式を担当します。
宮司は、その神社の責任者(代表)として、全体の運営も担う立場です。
いわば、神主さんが“神様のもとで働く人”であるならば、宮司さんは“その神社の館長”のような存在といえるでしょう。
巫女さんは、神職ではないの?
巫女(みこ)さんは、神社で神職のサポートをする存在です。
多くの場合、神職の資格は持っていませんが、舞を奉納したり、授与所でお守りを扱ったりと、神社を支える大切な役割を果たしています。
とくにお正月やお祭りなど、たくさんの人が訪れる時期には、巫女さんの姿もよく見かけます。
ハッチとココロの会話
「思ったより、いろんなことしてるんだね…神職さんって」
「うん。神様を敬うだけじゃなくて、地域の人たちの幸せを祈って、いろんな場面で動いているの」
「すごいなぁ…神社って、静かだけど、ちゃんと“動いてる”んだね」
「その静けさの奥にある“動き”を感じられたら、あなたももう、神社の仲間ね」
「えへへ、なんかちょっと、誇らしい気分…!」
