ナビゲーター:Gen & Ritchi(神社ログ編集部)

ハッチ: ココロ、神社にある大きな木って、よく見るけど…なんであんなに大切にされてるんだろう?
ココロ: あれは「ご神木」って呼ばれていてね。神さまが宿っている、あるいは神さまの気配が宿る木と考えられているの。
ハッチ: 木に…神さま? なんだか不思議だね。
ココロ: でも、昔の人たちは、自然そのものに神さまを感じていたのよ。木も、山も、岩も、ぜんぶ神聖な存在だったの。
ご神木って、どうして大事?
境内にそびえる、大きな一本の木。
とても古くて、太くて、どこか神秘的な存在感があります。
あれは「ご神木(しんぼく)」と呼ばれていて、多くの人がそっと手を合わせていく…。
でも、そもそも、どうして木が神さまなの?
神様が宿る木、ご神木とは?
「ご神木」とは、その神社において特別に神聖とされている木のこと。
その木には神様が宿っている、あるいは神様の力が宿ると信じられています。
だから、手を合わせたり、静かに見上げたりして敬意を表すんだね。
もともと木が神さまだった?
実は、昔の人々は“自然の中”に神さまの存在を感じていました。
たとえば、大きな木、岩、滝、山… それ自体が神聖で、人々はそこに祈りを捧げてきました。
つまり、神社が建てられる前から「神の気配がある場所」は存在していたのです。
神社は、ご神木を囲むように建てられた?
現代では、神社にご神木があるのが当たり前のように思えるけれど、
実は、「神聖な木があったからこそ、その場所に神社が建てられた」ことも少なくありません。
自然への畏敬(いけい)から始まり、その象徴として神社という建築ができていったのです。
静かに、敬意をもって
ご神木には、決まったお祈りの仕方や特別なルールがあるわけではありません。
ただ、静かに立ち止まり、心を落ち着けて見上げるだけで十分。
その木が見守ってきた時間の重みを感じながら、そっと感謝を伝えてみてください。
ハッチ: ご神木って、ただの木じゃなかったんだね…。
人々の願いや、長い祈りの時間が宿ってるって感じがしたよ。
ココロ: そう。ご神木は、ずっとそこにいて、人と自然の気持ちを見守ってきた存在なの。
ハッチ: 僕も、これからはちゃんとご神木に挨拶してみよう。
ココロ: きっと、木も喜んでくれるわ。静かに、やさしくね。
