ナビゲーター:Gen & Ritchi(神社ログ編集部)

ハッチ: ねえココロ、神社でときどき“お神酒(おみき)”っていうのを見かけるけど、あれって何のためにあるの?
ココロ: お神酒は、神さまへの“お供えのお酒”よ。
ハッチ: えっ、神さまって、お酒を飲むの?
ココロ: うふふ、飲むというより… “神さまとつながるため”に用意される神聖なものなの。
ハッチ: 神さまと“乾杯”みたいな感じかな?
ココロ: そうそう!ある意味、“神さまと人が心を通わせる儀式”なのよ。
お神酒って、なに?
「お神酒」って、なに?
お神酒(おみき)は、神さまにお供えする日本酒のこと。
もともとは「神さまと人が一緒に味わうもの」として、大切な儀式で使われてきました。
神前に供えた酒を、人もいただくことで、神さまと心を通わせるという意味があるのです。
なぜ「酒」なの?
お米から作られる日本酒は、自然の恵みの結晶ともいえる存在。
五穀豊穣を祈る神事にふさわしい、神聖な飲み物なのです。
また、少しのお酒は心をやわらげ、人と人との距離を縮めてくれます。
神さまに近づくための“橋渡し”としても、お酒は昔から使われてきました。
飲んでもいいの?
神社で振る舞われるお神酒は、神前に供えたあとの「おさがり」。
ありがたくいただくことが、神さまへの感謝の気持ちを表すことになります。
ただし、運転する人や未成年はもちろんNG。
「飲める人だけ、少しだけ」を大切にしましょう。
お神酒がもつ意味
お神酒は、単なるお祝い酒ではなく、「神さまと人が共にあること」を感じさせる儀式の一つです。
祭りや祝いごとの場で、お神酒を口にすると、神さまが見守ってくれている気持ちになるのはそのためです。
ハッチ: お神酒って、神さまと人が一緒に飲むためのものだったんだね。
ココロ: そう。“神さまと気持ちを通わせる”ための、特別な一杯なの。
ハッチ: 今度いただくときは、“ありがとう”って心の中で言いながら飲んでみようかな。
ココロ: うん。それがいちばんの“乾杯”かもしれないわね。
